妊娠中の便秘薬について

妊娠中の薬って大丈夫?

妊婦さんの便秘薬ってダメ?良い?

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どうしても便秘が解消されないときはどうしたらいい?

食生活の改善、適度な運動、睡眠時間の確保。
決まった時間に便座に座ることを習慣にして排便のリズムを作ったり、お風呂でゆっくり体を温めたり。
ストレスを上手に発散できるようにして、リラックスも心がけて…。

便秘の解消を目指して日常生活の中でできる様々なことを紹介してきました。
でも、
「自分でできることはいろいろ試してみたのに、どうしても便秘が解消されない!」
そんなふうに途方に暮れている妊婦さんはいないでしょうか?

生活習慣の改善による効果は、ある程度時間をかけなければ現れてこないということも。
焦らず続けてみましょう! と言いたいところですが、今、この瞬間もひどい便秘で苦しんでいる妊婦さんにそんな余裕はないかも…。
「そんなの待っていられない!」と思ってしまうかもしれません。

薬に頼るのは、悪いこととは限りません

どうしても苦しいときは、薬に頼るのもひとつの手段です。
我慢して苦しい思いをしながら妊娠生活を送るよりも、薬によって便秘が改善されて、妊娠生活のストレスが軽減されるなら、それはとてもいいこと。
ストレスは妊婦さんの天敵です!

「妊婦は薬を飲んじゃダメ」「おなかの赤ちゃんによくない」
漠然とそんなふうに思い込んでいる妊婦さんは多いのではないでしょうか。
普段何気なく飲んでいたような薬も、妊娠がわかってからは服用するのが怖くなったという人もいるでしょう。

確かに、市販薬の説明書などには、妊婦は服用を避けるようにという注意書きがあるものも見られます。
妊娠中は飲まないほうが望ましい、そう考えられる薬があるのも事実です。
薬の安易な服用は怖いと考えるのは正しいことです。

おなかの赤ちゃんへの影響。
出産への影響。
心配になるのは当然のこと。
おなかの赤ちゃんのことを思って、妊婦さんは薬を飲むことに慎重になるのでしょう。

元気に産まれて来てくれる日を待ち望んでいるママにとって、赤ちゃんは宝物。
でも、おなかの赤ちゃんを大切に守っているママの体もまた、とても大切なものなのです。

出産の日まで、そしてその後始まる育児に向けて、心身共にできる限り健康でいるのも大切なママの役目。
だけど、ママだって人間ですから、不調になるときだってありますよね。
自分ではどうしようもない身体の不調が薬によって楽になるなら、薬に頼ることは決して悪いこととは限りません。

すべての薬が妊婦さんにとって悪影響というわけではないのです。
調子の悪い状態が長く続いて体力が落ちたり、症状が悪化してしまったりするほうが心配なこと!
我慢しないで薬を飲んで治したほうがいい場合もあります。
ママは赤ちゃんのことを一番に考えるものですが、妊婦さん自身の身体も大切に思ってあげてくださいね。

妊婦さんが飲んでいいのはどんな薬?

では、妊婦さんが飲んでもいい便秘の薬はどんなもので、どこで手に入れたらいいのでしょう。
妊婦さんが飲んでも問題ない薬かどうか、どうやって判断したらいいのでしょう?

ドラッグストアには、名前に聞き覚えがある便秘薬がいろいろと並んでいます。
妊娠前から便秘に悩んでいた人にとっては、なじみ深い銘柄もあるかもしれません。
でも、たとえなじみのある薬でも、今は妊娠中。
おなかの赤ちゃんに影響がないものかどうか、それが知りたい!

「この薬は大丈夫らしい」「私は○○という薬を飲んで問題なかったよ!」
情報はいろいろなところから得ることができます。
実際にスマホやパソコンを使って検索してみても、妊婦さんが服用していたもの、服用しても大丈夫だったものとして、簡単にいくつかの薬の名前が見つかります。

たとえば酸化マグネシウムを主成分とした薬。
マグミット錠という名前をよく見かけるかもしれませんね。
これは、水分量を調節して軟らかい便を作る薬です。

ラキソベロンという名前も目にするでしょうか。
便を軟らかくする作用に加えて、腸の動きを活発にする働きもあるピコスルファートという成分が使われています。

腸の中だけで作用する成分や体内への吸収が少ないという特徴を持った成分のこれらは、これまで妊婦さんにも安心として処方されてきた便秘の薬です。
調べれば、これらの成分を使用した市販薬も見つかるはず。

さて、そう聞いてあなたはどう思ったでしょうか。
酸化マグネシウム、ピコスルファートは安全な成分?
マグミット錠やラキソベロンなら大丈夫?
「みんな飲んでる薬みたいだから、私も飲んでも平気かな」
もしかして、そんなふうに考えたかもしれません。

でも、ちょっと待って。
便秘の症状は、妊婦さんひとりひとりちがいますよね…?
妊婦さん自身の身体の状態も、妊娠週数もさまざまですよね。
その口コミ情報が、あなたと赤ちゃんにとっても必ず当てはまるとは限らないんです!

まずは産婦人科で相談!

どの薬なら飲んでも問題ないのか、判断できるのは不特定多数の口コミでもあなた自身でもないのかもしれません。
あなたと赤ちゃんの状態を一番よくわかってくれている人。
そして妊婦さんとお薬について確かな知識を持っていると考えられる人。
それはやっぱり、今あなたが通院している産婦人科の先生ではないでしょうか。

妊婦さんがつらい便秘に悩んだときは、まず産婦人科の先生に相談してみてほしいと思います。
できれば飲みたくない妊娠中の薬。
それは赤ちゃんのことが心配だから。
産婦人科の先生なら、そんな妊婦さんの気持ちも理解してくれるはず。
その上で、薬が必要な状態かどうか、必要ならどんな薬を飲んだらいいか、確かな知識をもって判断してくれるでしょう。

必ず毎日排便がなくても、慌てて薬を飲まなければいけない状態というわけではない場合もあります。
これまでの排便のリズムや現在の状況について、先生に話してみてください。
相談するだけでも、不安だった気持ちが少し軽くなるなど良い影響があるかもしれませんよ。

自己判断で市販薬を飲んでしまって、後で不安な思いをしたり後悔したりするのを避けるためにも、妊婦さんが薬を服用するときは、これまで診ていただいてきた産婦人科の先生に相談するのが一番です。
薬を飲むのが不安だという気持ちも不安な点も、診察室で話してみてください。
信頼できる先生なら、あなたの不安や質問にきちんとこたえてくださるでしょう。

便秘で病院に行ってもいいの?

もしかしたら、「便秘なんです…」と口にするのが恥ずかしいという妊婦さんもいるかもしれません。
便秘でわざわざ病院に行ったり先生に相談したりしたら、「えっ、便秘くらいで?」と思われそうで言い出せない、そんな人もいるかもしれませんね。

でも、妊婦さんの便秘はめずらしいことではないんです。
妊娠によって便秘を引き起こしやすくなることなど、先生もよくわかっていらっしゃるはず。
あなただけが特別なわけじゃありません、大丈夫!

それに、苦しさのレベルは人それぞれ。
もし、ほかの誰かにとっては「たかが便秘」だとしても、あなたがとても苦しんでいるのなら、「たかが」だなんて言葉で済ませちゃダメです。
心配せずに、いつも診ていただいている産婦人科の先生を頼りましょう。
ひどい便秘はストレスにもなりますし、悪化すれば痔につながる場合も。
決して「たかが便秘」ではありませんよ~。

薬に頼ってもいい、でも頼りっぱなしにならないで

産婦人科で相談し、診察を受けて、あなたのために処方された薬。
薬の服用方法は病院できちんと指導してくださるでしょうから、それにならって適切に服用してくださいね。
この薬でつらい便秘が解消されたとしたら、妊婦さんの身体にも心にもとてもいいことです。

ところで、薬を飲むことで便秘の症状が楽になるなら、これからもずっと薬を飲んでいれば大丈夫かも、なんて思ってしまってはいませんか?
確かに、本人に処方された適切なものであれば、妊婦さんだって薬を飲んで便秘の症状を解消しても問題はありません。
だから安心してこれからも薬に頼っていこう! と考えてしまったとしたら、それはあまりいいこととは言えないかもしれません。

便秘の薬は、どうしてもつらいそのときにあなたを助けてくれるもの。
でも、それはそのとき一時のこと。
少し厳しい言葉を使えば「一時しのぎ」であると覚えていてほしいのです。

薬を飲めば便秘の苦しさが楽になると覚えてしまった妊婦さんが、便秘を解消するための努力を忘れてしまったら。
食生活など日常の習慣を改善しなければ、これからも薬を飲まない限り便秘が続くかもしれません。

例えばさっき紹介した酸化マグネシウムは、長期間にわたる服用で高マグネシウム血症という症状を引き起こす可能性があります。
腎機能の低下した人、またはお年寄りが特に注意しなければならない症状です。
今、若くて健康なあなたも、永遠にそれが約束されているわけではありません。
永遠に飲み続けられるわけではない以上、酸化マグネシウムを使った薬に頼ることがあたりまえになってしまっては良くないのです。

薬がうまく効かないこともないとはいえませんし、やはり、薬に頼らない便秘の解消を目指すのが大切!
食生活の改善など、日常生活の中でできることを続けていきましょう。
薬以外でも、腸内環境を整える効果があるとされるノンカフェイン飲料や健康食品などがあります。
自分に合った無理のない方法で、続けていくことが大切です。

もちろん、病院では飲み続けていても問題がないと考えられる期間と量の薬を処方してくださるはずですから、処方された分は飲んでいても大丈夫。
指示のとおりにきちんと服用してくださいね。

妊婦さんの薬との付き合い方

妊婦さんがどうしても便秘が解消されずに苦しいというときは、まずこれまで診ていただいてきた産婦人科で相談しましょう。
自己判断よりも、信頼できる先生の判断を仰ぐほうが赤ちゃんにとっても妊婦さんにとっても安心です。

診察した上で先生が必要だと判断すれば、妊婦さんでも便秘薬が処方されることはあります。
薬を飲む上で心配な点は先生に質問して、不安を解消できるよう説明してもらってくださいね。
薬は指示を守ってきちんと服用しましょう。

信頼する先生があなたのために処方した薬なら過剰に怖がる必要はないと思いますが、薬と長いお付き合いをすることもありません。
できれば短いお付き合いで済むように、便秘の解消を目指した日常生活の改善も変わらず続けましょう。
薬の作用に頼らずに排便がスムーズに行われるのが何よりです。

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